岩盤浴は、温泉に浸かることなくリラックスでき、美容と健康にも良い効果があるとされています。
最近では、多くの銭湯や温浴施設に設置されるようになり、男女問わず人気のスポットとなっています。
この記事では、岩盤浴により期待できる効果と、その効果をさらに高めるための入浴方法について紹介します。
岩盤浴は、天然の岩盤を温めてその上に寝転ぶことによって体を温める入浴法です。
この方法はサウナと異なり、比較的低温(約40~60度)で体をゆっくりと温めるのが特徴です。
岩盤浴はお風呂と比べて水の抵抗が少ないため、体への負担が軽減されます。
岩盤から放出される遠赤外線によって体をじっくりと温め、発汗を促進することができます。
その結果、健康、美容、そしてリラクゼーション効果が期待されます。
岩盤浴で期待ができる効果にはどのようなものがあるのでしょうか。
下記は岩盤浴による効果の例です。
岩盤浴により発汗すると皮脂線を開き、皮膚表面に付着した有害物質を汗と共に洗い流すことができます。
これにより、天然の保湿クリームとも言える新しい皮脂膜を生成し、肌を滑らかにします。
岩盤浴によって体をじっくりと温めると、血流の改善効果が期待できます。
体の循環を促し、入浴後には体の巡りの良さを感じられるでしょう。
また、岩盤浴はむくみの軽減や快眠効果が期待されています。
特に冬場に冷え性に悩む人には効果的で、体の芯から温まり、健康状態の向上に役立ちます。
汗をかいて体重が減るのは、体内水分が放出されるためですが、岩盤浴によるダイエット効果は代謝の向上に基づいています。
定期的に岩盤浴を利用することで新陳代謝が活性化し、自然とエネルギー消費の効率が高まります。
これにより、脂肪燃焼効果が向上し、痩せやすい体質への変化が期待できます。
岩盤浴によるダイエット効果は、単なる一時的な体重減少ではなく、持続的な体質改善に繋がると言えます。
温泉のように、岩盤浴も体をじんわりと温めることで筋肉の緊張をほぐし、慢性的な疲れを和らげる効果があります。
このリラクゼーション効果は、心身の疲れた部分に特に有効です。
加えて、マイナスイオンを放出するタイプの岩盤浴も存在し、これらはさらにリラックス効果を高めるとされています。
このため、心身の疲労を深く癒したい人には、特におすすめのリラクゼーション方法と言えるでしょう。
岩盤浴は、自律神経の調整に効果があると言われています。
自律神経の乱れはストレスに直接関係し、不眠症やイライラといった様々な問題を引き起こすことがあります。
岩盤浴は、この自律神経を整え、リラックスさせることによって、ストレス解消に効果的です。
岩盤浴を存分に楽しむためには、その効果を最大限に引き出す方法を知ることが重要です。
岩盤浴の効果をさらに高めるための効果的な利用方法を紹介します
岩盤浴では発汗により体内水分が失われるため、入浴前には十分な水分補給が必要です。
のどが渇いていなくても、のどの渇きを感じる時点で脱水が始まっていることがあるので、事前の水分補給で脱水を予防しましょう。
岩盤浴で効果的に汗をかくためには、足湯やシャワーで体を10分程度温めることがおすすめです。
スーパー銭湯などの施設では、先に入浴して体を温めてから岩盤浴に入るのも良いでしょう。
体が冷えていると汗をかきにくく、岩盤浴の効果を実感しにくくなります。
過度に温めすぎるとのぼせる恐れがあるので注意が必要ですが、シャワーなどで適度に体を温めておくと良いでしょう。
岩盤浴を利用する際は、まずタオルを岩盤の上に敷き、うつ伏せになって寝転がることから始めましょう。
臓器を先に温めると体が温まりやすくなるとされています。
この姿勢で5~10分間、深部の臓器まで体をじっくりと温めてください。
もし、うつ伏せの姿勢で息苦しさを感じる場合は、体勢を適宜調整しながらリラックスすることが大切です。
うつ伏せで十分に温まった後、今度は仰向けになって、特に温まりにくい背中やお尻を中心に温めましょう。
この姿勢で、温かさが背中からじんわりと広がり、心地良さを感じることができます。
この時点で、汗をかき始めており、全身からのデトックス効果を実感できるでしょう。
体がしっかり温まったら、10~20分の休憩を取ることが重要です。
発汗で水分が失われているので、この時間に水分補給を行いましょう。
ただし、冷たい水を急に大量に飲むとお腹を壊すことがあるので、ゆっくりと飲むことが大切です。
休憩中に体調に変化を感じた場合は、無理をせず休むようにしてください。
上記を3回繰り返すとより効果的です。
ですが身体に負荷もかかっているので、無理のない回数にしましょう。